パートナーシップの秘訣 〜スウェーデン編〜

男女平等が進んでいるといわれるスウェーデン。

夫婦の間では、それがどのように浸透しているのでしょうか。

パートナーとうまくやっていくための秘訣について、街角インタビューをしてみました。

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インタビューに答えてくれたカールさん
インタビューに答えてくださったカールさん

Q.こんにちは。これから、スウェーデンの夫婦のお話や、日本の夫婦へのヒントを求めて、いろいろ質問させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。

カールさん(以下、カ):どうぞ聞いてください。

Q:日本では、権利の上では男女平等になりましたが、まだまだ女性が家事や育児の多くを担っているのが現状です。スウェーデンではどうでしょうか?

カ:スウェーデンでは家事も育児も全て、夫婦の間で平等で、シェアされています。

Q:シェアというのは、役割分担がされているのでしょうか。

カ:いいえ。妻が料理、夫は掃除、という分担ではないんです。全ての家事を、2人ともが担っています。だから、男性だって料理も掃除も育児も、なんだってやります。子どもが病気なら、看病もします。

Q:なぜ、そのような行動ができる考え方をもてたのでしょう。

カ:長年、男女が本当に平等であるように、取り組んできたのです。私の親の世代ですでに相当達成されていましたが、その後も、そして今でもずっと取り組み続けています。テレビを見ても、新聞を読んでも、ラジオを聞いても、入って来る情報はどれも、男女平等が当たり前なのです。だから、いまの世代は新しい男女の在り方に対応した考え方をもてているのでしょう。

Q:では、男性は「働いて稼ぐことが夫の仕事だ」という考え方はしないのですか?

カ:全然ないですよ。父親になれば、育児のことを学びたいと思いますし、子どもと良い関係を築こうとします。仕事だけなんて嫌だし、良きパートナーでいたいです。それに、いまは女性がずっと働き続けるのは、普通のことです。

Q:日本でも、女性が出産後も働き続けるのが徐々に浸透してきています。ただ、男性の価値観のほうが追いついていないかもしれません。結果として、妻からのあきらめられていたり、家庭内で孤立してしまっていたりします。

カ:妻から尊敬されたければ、彼女のキャリアに協力したり、家事を同じように分担することが必要なのですが、いきなりは難しいかもしれませんね。まずは、きちんとパートナーと会話することだと思います。

キャリアに関して言うと、私は日本に住んだこともあるのですが、日本では女性が出産などで仕事を休んだ時の行政サポートがとても弱いです。女性を「これまでのように家庭に抑えておこう」としているように見えます。育児支援も、もっと内容を手厚くして、誰でも受けられるようにする必要がありそうです。

また、出産後にもできるだけ良い仕事に就けるよう、女性のキャリアを考えなくてはいけません。

Q:その考え方の背景は何なのでしょうか。

カ:男性も女性も、仕事における能力が等しくある、ということですよ。

Q:権利が平等というだけではなく?

カ:その通りです。能力も等しくある。男性の方が仕事ができる、なんてことは全くないんです。

Q:スウェーデンがここまでに至ったのは、いつなのでしょう。おじいさん、おばあさんの世代ではどうですか?

カ:2世代前になると、昔の価値観ですよ。男性が仕事で、女性は家庭。だから、ものすごくたくさんのことが、これまでに変わったのです。それは、ある日突然変わったのではなく、時間をかけて起こったことなんですよ。

 

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突然のインタビューにも関わらず、しっかりと回答してくださったカールさん。

家事や育児をシェアすること、パートナーとの会話をもつこと、そして女性のキャリアを考えること、といった貴重なヒントをいただきました。

ご協力、ありがとうございました!