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夫婦仲の秘訣は3つのS

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夫婦にとって、当たり前ですが結婚はゴールではなく、スタートです。どんな夫婦にも、一緒に生活を始めると、嬉しいことも、あまり嬉しくないことも起こります。

特に子どもが家族に加わると、これまでの大人だけだった生活とは違い、そう思い通りにはなりません。起きる時間、食べるもの、行くお店、歩くスピード・・・何もかもが自分のペースでやるのは難しい。
それを、夫婦2人で協力して乗り越えていく必要があります。

もし、どちらかが「より多く負担している」「大きな犠牲を払っている」と感じていると、ストレスが積もっていきます。このストレスはとても厄介で、夫婦ゲンカやスレ違い、会話が減ったり、心も体も離れてしまったりする原因になります。

そうならないように、「どう協力し合うのか」はとても大切なポイントです。昔は夫が稼ぎ、妻は家庭という時代だったのですが、それはもうそのモデルではうまく行かなくなってしまいました。

そこで、新しい夫婦モデルとはどんなものなのか、パートナーシップの秘訣は何か、というインタビューを北欧スウェーデンで行いました
そこから見えてきたのが、夫婦パートナーシップは3つのS、ということです。

 

①Share Housekeeping 家事のシェア

日本では、いまだに家事は女性が主に担うことに社会的合意があるようです。例えば新築や物件選びでのキッチンは、明らかに女性に決定権があるし、そのようにデザインされています。一方、男性の家事といえば、ゴミ出しや風呂掃除、食器洗いの割合が高いようです。また、それをやっていれば十分評価されます。
ところが、インタビューした4カ国の男性(スウェーデン、フランス、ドイツ、オランダ)は皆さん、「全ての家事を自分もやる」と答えられました。

料理もするし、買い物も掃除も何でも、夫婦で同じくらいの負担になるように、です。家事の分担を決めるのではなく、シェアをしているんですね。

これはとても上手なアプローチだと思います。なぜなら、シェアがうまくいくには条件があって、それは、コミュニケーションを十分にとることだからです。
例えば買い物を2人が担当するなら、何が必要なのか、何を食べたいのか、どこで買うのか、といったことをやりとりしなくてはなりません。
日常的にたくさんコミュニケーションをとることが、2人の関係性をより強く、高く築くことになるのです。

 

②Share Childcare 育児のシェア

子育てにはたくさんの喜びや学びがあります。でも自分の思い通りにはならないことや、苦しいこと、辛いことも多いのも現実です。
それを夫婦のどちらかだけが大きく負担すると、犠牲感情が高まったり、不公平感から相手に攻撃的になったりしてしまいます。
余談ですが、もし男性(夫)が「自分は仕事で稼いでいるから、育児と家事は妻がやるべき」と考えていたら、現代では浮気や離婚リスクが非常に高い、と言っても過言ではありません。
育児をシェアすることは、夫婦仲にとって極めて重要なのです。

ただ、実際のシェアのバランスは、ケースバイケースです。例えば働き方で考えると、
・共働きなら、夫も妻も同じように子どもの送り迎えや、園や学校への関わりを持つ
・片働きなら、平日の家にいる時間と休日は、夫婦で同じだけ子どもの世話をする
といった具合です。これは、夫婦で試行錯誤しながら探っていくしかありません。

いずれにせよ、子どもの様子について話し合う時間をもち、学校や教育についての意思決定は2人で相談して決めることです。
ここでも、コミュニケーションの時間が大切です。パートナーシップには、時間をかけることが必要なのです。

 

③Share Earning 仕事のシェア

実はこれが最も大切な「S」かも知れません。
男性にとっても女性にとっても、人生に大きな影響を与えうるからです。

既婚女性の働く割合は、年々高まっています。しかしアルバイトや派遣など、不安定でキャリアが築きにくい仕事が多いのが実態です。さらに、「専業主婦」は4割以上を占めていて、母親となった女性のマジョリティなのです。

でも、仕事(稼ぎ)をシェアできると、2つの大きなメリットがあります。

1つは、お金の稼ぎが男性に偏らなくてすむこと。
片働きでは、もし夫に何かあったら、途端に家族が貧困に陥るリスクがあります。すでに右肩上がりの時代はとっくに過ぎ去ったのに、男性だけが経済的に大きな責任を負っていることになります。仕事をシェアする、つまり共働きになることで、もし夫がクビになったらお終い、なんていう過剰な不安やリスクを抱える必要はありません。

もう1つは、もちろん、女性の自立です。
仕事をすることで、女性は家庭に閉じこもるストレスから開放されます。働くことで自立でき、男性に過度な依存をしなくてすみます。自立すると、人は心も体も、そして人生そのものが輝きます。

これは男性にとってもいいことがありますよ。
だって、妻が綺麗でいてくれたら、嬉しいでしょう?

中には、妻に自立されると、夫の優位性がなくなるので嫌だ、という男性もいらっしゃいます。父権制、もしくは支配欲、とも言えます。でも、そのような父権制の価値観は、もう現代では機能しておらず、遠からず家族や周りから冷たい視線を受けることになるでしょう。そして支配欲は、男性が乗り越えなければならない壁です。妻を支配・コントロールして、相対的に自分の立場が強くなることで悦に入るだなんて、かっこいい人のすることではないですからね。

それよりも、女性の自立をサポートし、夫婦でプラスの方へ上っていった方が、きっと喜びが大きいと思いますよ。

 

というわけで、夫婦パートナーシップの3つのSは:

①Share Housekeeping 家事のシェア
②Share Childcare 育児のシェア
③Share Earning 仕事のシェア

という、3つのシェアでした。

できるところから、実践されてみてはいかがでしょうか。
もう一度確認しますが、パートナーシップを築くには時間が必要です。
急には変わりませんから、時間と労力をかけて、しっかりコミュニケーションをとりながら、進めてくださいね。

パートナー大作戦では、この「3つのS」なミッションを配信しています。
ミッションをたのしみながら、パートナーシップを築いてみる、という方法ですので、ぜひ参加してみてください。