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デンマーク人が世界一ハッピーに働ける5つのルール

明けましておめでとうございます。

今年も、夫婦のパートナーシップに役立つ情報をお届けしていきます。

 

2015年のブログは、まず働き方からスタートしたいと思います。

というのも、日本人は仕事の時間が長すぎて、パートナーとの時間を持つのがとっても難しい!からです。

※OECD調査(*1)
※OECD調査(*1)

アメリカの1.5倍、デンマークの2倍近くも働いていますね・・・。

働き方を考えることは、自分自身はもちろん、パートナーや家族とのリレーションシップに密接につながっています。

だって仕事で疲れ切っていたら、家庭のことをやったり考えたりする体力が残っていませんからね。

 

さて、上のグラフでは、アメリカは日本よりずっと労働時間が短い結果になっています。でも実は、職種や地域によって大きく差があります。例えば成長分野のITや、マスメディア、金融といった仕事をしている人たちは、驚くほどの激務をこなしています。地域でいうなら、カリフォルニアやニューヨークですね。

今回は、そういったハードワークをしているアメリカ人のためにポストされた記事(*2)を翻訳してご紹介したいと思います。きっと、私たち日本人にも役立つ情報があるはずです。

タイトルは

デンマーク人が世界一ハッピーに働ける5つのルール

です。

~~~ ここより翻訳記事 ~~~

アメリカ人が自分の仕事を嫌だと感じるのはよくあること。そんなあなたに、デンマーク人の「アーバスグード」というコンセプトを紹介しましょう。これは「仕事での幸せ」という意味です。デンマークの職場で、どうやって実践されているのか、見てみましょう。

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デンマークが「世界一ハッピーな国」だ、とう調査をよく目にするかもしれません。興味深いことに、デンマーク人は家庭でハッピーなだけでなく、職場でもハッピーなのです。国別の仕事満足度調査をみると、ほとんどの調査でデンマークの従業員は世界一ハッピーだ、という結果が出ています。アメリカですか?まぁまぁです。1つデータを挙げましょう。最近のギャラップ社の調査で、18%のアメリカ人が上の空で働いていることが判明しました。つまり、その人たちは「職場との心のつながりが切れしまっていて、生産性が高くない」ということです。同じ調査で、デンマーク人は約半分の10%でした。

でも、なぜデンマーク人はアメリカ人に比べて、とってもハッピーなのでしょうか?それは、5つの重要な違いがあるからです。

 

ルールその1 妥当な労働時間

以前、とあるデンマーク企業で、管理職の仕事をしているアメリカ人に話を聞いてみました。彼は、自分が役立つことを示したくて、できる仕事は何でもやり、週に60~70時間も働きました。1か月たって、彼の上司がミーティングをしよう、と言ってきました。彼は、ハードワークを褒めてもらえるのだと、自信満々でした。ところが彼が言われたのは、「なぜそんなに働くんだい?何か問題があるのかな。何とかするために、私に何かできるかね?」でした。

デンマーク人でない人は、「デンマーク人って、仕事してるの?」と思う人がいるかもしれません。デンマーク人は、妥当な時間に仕事をあがるだけではありません。年に5~6週間ものバケーション(長期休暇)もとっています。何日もの祝日もああるし、1年間の有給の出産休暇が女性にも男性にもあります。OECDによると、平均的なアメリカ人が年間1,790時間働くのに比べて、デンマーク人はたったの1,540時間です(注:日本は2,860時間)。デンマーク人は他のどのOECD諸国よりもレジャーの時間が長いのですが、十分なレジャーと幸福度が正比例することは研究によって明らかになっています。

アメリカとの違いはハッキリしています。多くのアメリカ企業は、オーバーワーク(長時間労働)を献身の証として歓迎しているからです。「時間をつぎ込まなくてはならない」というフレーズがありますが、これは、より長時間働くほど、より多く仕事が進んでいるという間違った信仰です。これを「オーバーワークの崇拝」と言います。一方で、デンマーク企業は、従業員にも仕事外の生活があり、週に80時間も働くのは従業員にとっても企業の収益にとっても悪いことだと考えています。

 

ルールその2 上司の権威の低さ

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アメリカでは、上司が命令したことを、そのまま実行します。デンマークの職場では、直接的な命令はほとんど下されません。部下は、上司の言葉を<お勧め>のように受け取ります。オランダの社会学者グリート・ホフスティードはいくつもの指標でビジネス文化を数量化し、100か国以上について調べました。その指標の1つが「権威の差」です。権威の差が高い場合、上司は「自分の言葉が法律であるかのように振る舞える王さま」と言えます。アメリカの職場では、その数値が40でした。一方でデンマークの職場は、たったの18で、世界で最も低い数値でした。(注:日本は54です)

つまり、デンマークの従業員は、より自立できるし、より職場での権限があるわけです。それがわかる例として、デンマークの法律では、35名以上を雇用している企業は、従業員代表を取締役会に入れなくてはなりません。その代表者は、従業員たちから投票によって選ばれるわけですが、他のすべての取締役たちと同じ立場とみなされ、同じ投票権を持っているのです。

 

ルールその3 手厚い失業保険

デンマークでは、「失業はこの世の終わり」ではありません。実際のところ、その失業保険はあまりにも手厚すぎるくらいです。2年間も、元の給料の90%が支払われます。一方アメリカでは、失業は容易に家計の崩壊につながります。これが「仕事へのしがみつき」の原因になっています。嫌だ、と思っている仕事を続けてしまうわけです。なぜなら、失業している余裕がないからです。さらに、つい最近まで、失業はヘルスケア(健康保険)を失うことを意味していました(注:オバマ政権でアメリカは国民皆保険になった)。これも仕事への執着の原因でしたが、これは次第に解消されるでしょう。

単純に言って、もしあなたがデンマーク人で、自分の仕事が好きでないのなら、深刻な家計のリスクなしに仕事を辞められるのです。これによって、企業は従業員を大切に扱わなければなりません。そうしなければ、辞められてしまうからです。

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ルールその4 継続的なトレーニング

19世紀中ごろ以降、デンマークは労働者に対して生涯教育に力を入れてきました。これは現在でも続いていて、政府と、労働組合と、企業の間で、非常に緻密なポリシーが作り込まれてきました。従業員であればほとんど誰でも、希望すれば有料の研修を受講して、新しいスキルを身に着けることができます。これは「積極的な労働市場ポリシー」と呼ばれていて、OECDのどんな国よりも、デンマークはこのようなプログラムにお金をかけているのです。

これによって、仕事の環境が変わっても、デンマーク人は継続的に成長し、スキルを得て、もちろん雇用されて、必要な人材でいられるわけです。

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ルールその5 ハッピーなことの大切さ

英語とデンマーク語とは強い共通のルートがありますが、片方の言語にしかない単語、というのも、もちろんあります。デンマーク語にあって、英語にはない単語の1つに、「アーバスグード(arbejdsglæde)」があります。アーバスは仕事、グードは幸せ、という意味ですので、アーバスグードは「仕事での幸せ」となります。この単語は、他の北欧言語にもあります(スウェーデン語、ノルウェー語、フィンランド語、アイスランド語)。でも、それ以外の言語では見られません。

北欧には「アーバスグード」という単語がある一方で、日本語にはその代わりに「カローシ(過労死)」という単語があります。これは偶然ではありません。デンマーク語にその単語があるのは、デンマーク人が従業員を幸せにしよう、という熱意を、長期間にわたって慣習として築いてきたからです。ほとんどのデンマーク人にとって、仕事は単なるお金の手段ではありません。仕事をしっかり楽しむことは当たり前のことなのです。

アメリカでの仕事への態度は全く違います。数年前、私がシカゴで講演した時、聴衆の1人からこんな意見がありました。「もちろん、私は自分の仕事が嫌いです。だから、会社は私に給料をくれるんです!」と。多くのアメリカ人は、自分の仕事が嫌だし、それは全く普通のことだと考えています。さらに、多くのアメリカの職場では従業員が幸せになるためのことはほとんど、もしくは一切、何もしません。「もし仕事が楽しいなら、まだハードワークが足りていないってことだ」という信仰にしがみついているのです。

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まとめ

私は何も、デンマーク企業が理想郷で、アメリカ企業は非人道的な悪の巣窟だ、なんて言うつもりはありません。ひどいデンマークの職場だってあるし、輝かしいアメリカの職場だってあります。グーグルやザッポスは、個人的にはそういう企業だと思います。

しかし研究結果は、2つの国の、システム的で文化的な違いを明らかにしています。なぜデンマークの労働者が、アメリカの人たちよりもずっとハッピーなのかが、ハッキリ分かっています。

アメリカのやり方では、ハッピーには程遠いと言えます。ハッピーな労働者はより生産性が高くてイノベーションを起こしやすい、という研究は数多くあります。結果として、ハッピーな企業は、よりハッピーな顧客を得られるし、より収益をあげられるのです。デンマークの労働者はOECD諸国の中でも最も生産性が高いこと、そしてデンマークは世界同時不況をうまく切り抜け、失業率もわずか5.4%しかないことも付け加えておきましょう。

 

 

*1 – OECD average minutes spent per day 

*2 – 5 Simple Office Policies That Make Danish Workers Way More Happy Than Americans

[Images: This Ain’t No Disco]

夫婦仲の秘訣は3つのS

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夫婦にとって、当たり前ですが結婚はゴールではなく、スタートです。どんな夫婦にも、一緒に生活を始めると、嬉しいことも、あまり嬉しくないことも起こります。

特に子どもが家族に加わると、これまでの大人だけだった生活とは違い、そう思い通りにはなりません。起きる時間、食べるもの、行くお店、歩くスピード・・・何もかもが自分のペースでやるのは難しい。
それを、夫婦2人で協力して乗り越えていく必要があります。

もし、どちらかが「より多く負担している」「大きな犠牲を払っている」と感じていると、ストレスが積もっていきます。このストレスはとても厄介で、夫婦ゲンカやスレ違い、会話が減ったり、心も体も離れてしまったりする原因になります。

そうならないように、「どう協力し合うのか」はとても大切なポイントです。昔は夫が稼ぎ、妻は家庭という時代だったのですが、それはもうそのモデルではうまく行かなくなってしまいました。

そこで、新しい夫婦モデルとはどんなものなのか、パートナーシップの秘訣は何か、というインタビューを北欧スウェーデンで行いました
そこから見えてきたのが、夫婦パートナーシップは3つのS、ということです。

 

①Share Housekeeping 家事のシェア

日本では、いまだに家事は女性が主に担うことに社会的合意があるようです。例えば新築や物件選びでのキッチンは、明らかに女性に決定権があるし、そのようにデザインされています。一方、男性の家事といえば、ゴミ出しや風呂掃除、食器洗いの割合が高いようです。また、それをやっていれば十分評価されます。
ところが、インタビューした4カ国の男性(スウェーデン、フランス、ドイツ、オランダ)は皆さん、「全ての家事を自分もやる」と答えられました。

料理もするし、買い物も掃除も何でも、夫婦で同じくらいの負担になるように、です。家事の分担を決めるのではなく、シェアをしているんですね。

これはとても上手なアプローチだと思います。なぜなら、シェアがうまくいくには条件があって、それは、コミュニケーションを十分にとることだからです。
例えば買い物を2人が担当するなら、何が必要なのか、何を食べたいのか、どこで買うのか、といったことをやりとりしなくてはなりません。
日常的にたくさんコミュニケーションをとることが、2人の関係性をより強く、高く築くことになるのです。

 

②Share Childcare 育児のシェア

子育てにはたくさんの喜びや学びがあります。でも自分の思い通りにはならないことや、苦しいこと、辛いことも多いのも現実です。
それを夫婦のどちらかだけが大きく負担すると、犠牲感情が高まったり、不公平感から相手に攻撃的になったりしてしまいます。
余談ですが、もし男性(夫)が「自分は仕事で稼いでいるから、育児と家事は妻がやるべき」と考えていたら、現代では浮気や離婚リスクが非常に高い、と言っても過言ではありません。
育児をシェアすることは、夫婦仲にとって極めて重要なのです。

ただ、実際のシェアのバランスは、ケースバイケースです。例えば働き方で考えると、
・共働きなら、夫も妻も同じように子どもの送り迎えや、園や学校への関わりを持つ
・片働きなら、平日の家にいる時間と休日は、夫婦で同じだけ子どもの世話をする
といった具合です。これは、夫婦で試行錯誤しながら探っていくしかありません。

いずれにせよ、子どもの様子について話し合う時間をもち、学校や教育についての意思決定は2人で相談して決めることです。
ここでも、コミュニケーションの時間が大切です。パートナーシップには、時間をかけることが必要なのです。

 

③Share Earning 仕事のシェア

実はこれが最も大切な「S」かも知れません。
男性にとっても女性にとっても、人生に大きな影響を与えうるからです。

既婚女性の働く割合は、年々高まっています。しかしアルバイトや派遣など、不安定でキャリアが築きにくい仕事が多いのが実態です。さらに、「専業主婦」は4割以上を占めていて、母親となった女性のマジョリティなのです。

でも、仕事(稼ぎ)をシェアできると、2つの大きなメリットがあります。

1つは、お金の稼ぎが男性に偏らなくてすむこと。
片働きでは、もし夫に何かあったら、途端に家族が貧困に陥るリスクがあります。すでに右肩上がりの時代はとっくに過ぎ去ったのに、男性だけが経済的に大きな責任を負っていることになります。仕事をシェアする、つまり共働きになることで、もし夫がクビになったらお終い、なんていう過剰な不安やリスクを抱える必要はありません。

もう1つは、もちろん、女性の自立です。
仕事をすることで、女性は家庭に閉じこもるストレスから開放されます。働くことで自立でき、男性に過度な依存をしなくてすみます。自立すると、人は心も体も、そして人生そのものが輝きます。

これは男性にとってもいいことがありますよ。
だって、妻が綺麗でいてくれたら、嬉しいでしょう?

中には、妻に自立されると、夫の優位性がなくなるので嫌だ、という男性もいらっしゃいます。父権制、もしくは支配欲、とも言えます。でも、そのような父権制の価値観は、もう現代では機能しておらず、遠からず家族や周りから冷たい視線を受けることになるでしょう。そして支配欲は、男性が乗り越えなければならない壁です。妻を支配・コントロールして、相対的に自分の立場が強くなることで悦に入るだなんて、かっこいい人のすることではないですからね。

それよりも、女性の自立をサポートし、夫婦でプラスの方へ上っていった方が、きっと喜びが大きいと思いますよ。

 

というわけで、夫婦パートナーシップの3つのSは:

①Share Housekeeping 家事のシェア
②Share Childcare 育児のシェア
③Share Earning 仕事のシェア

という、3つのシェアでした。

できるところから、実践されてみてはいかがでしょうか。
もう一度確認しますが、パートナーシップを築くには時間が必要です。
急には変わりませんから、時間と労力をかけて、しっかりコミュニケーションをとりながら、進めてくださいね。

パートナー大作戦では、この「3つのS」なミッションを配信しています。
ミッションをたのしみながら、パートナーシップを築いてみる、という方法ですので、ぜひ参加してみてください。

 

パートナーシップの秘訣 〜スウェーデン女性編〜

これまで4回にわたって、各国の男性からパートナーシップの秘訣についてインタビューを重ねて来ました。

どの男性も、「家事は全てシェアすること」や、「妻のキャリアの重要性」を共通して挙げられていたことに驚かされました。

では逆に、そんな男性をパートナーに持つ女性は、どう考えているのでしょうか?

そんな疑問を抱えながら、公園で娘さんと過ごしていたスウェーデン女性にお話を伺いました。

〜〜〜〜〜

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Q:こんにちは。ここは素敵な公園ですね。少しお話伺ってもよいですか?

サラさん(以下、サ):こんにちは。何でしょうか?

Q:私は日本から来ているのですが、滞在中に何名かの男性に、夫婦パートナーシップで大切なことは何か、伺ってきました。

サ:へぇ!それはおもしろいですね。

Q:そこで、男性だけではなく、女性にもぜひお話を伺いたいのです。

サ:もちろん、いいですよ。

Q:ありがとうございます!では、サラさんが、夫に求めていらっしゃることって、どんなことなのでしょう。

サ:そうですね、まず第1に、育児に取り組むことです。子どもとしっかり関わることは、とても大切です。

次に、(共働きであれば)産後休暇を女性と同じように取ることです。ご存知かも知れませんが、スウェーデンでは、産後480日間(1年半)の産後休暇をとることができます。その期間は、有給です。

Q:480日が、有給なんですか!?

サ:その480日間を、夫婦でどう使うか、自由に決められるんですよ。産後すぐは、母乳がありますから、ほとんどは女性がまず休みを取ります。

その後は、男性が休暇を取る番です。産後から、お互いに休暇を交代で取って、育児にコミットすることは、とても重要なポイントです。

480日の産後休暇で、60日(2ヶ月)は男性に割り当てられているんです。だから、男性も必ず60日は休みます。

残りの420日は、夫婦でどう分け合うかを決めます。

Q:そんな嬉しい制度があるんですか。だからスウェーデンでは、ベビーカーを押している男性をたくさん見かけるんですね。公園でもお店でも、子どもを連れたお父さんをよく見かけます。

サ:それから、家事をお互いに担うことが大切だと思います。それはスウェーデンでは普通のことです。共働きなら、なおさら当然です。料理も、掃除も、どんな家事もシェアします。

Q:皿洗いとか、ゴミ出しとか、役割分担ではないのですか?

サ:いいえ!全部の家事ですよ。それが大切なことなんです。

Q:どうして全てシェアすることが大切なんでしょうか?

サ:実は、私は最近スウェーデンに戻ってきたんですね。3年間、夫の仕事の都合でインドに住んでいました。だからその間、私は仕事を離れていましたが、とても違和感を持っていました。彼はキャリアを続けていて、私はそうでない。もしスウェーデンにいたら、私も働いていたでしょう。

もちろん、仕事を離れて育児に集中していた3年間は、とても貴重な体験ではありました。でも同時に、彼だけがキャリアを積んでいるな、感じていたんです。男性も女性も、平等であることはとても大切なんです。

私もこれから職場に復帰しますが、そうすると育児や家事を彼とシェアすることができます。共働きになった以上は、同じだけ担って欲しいと本当に思いますね。

Q:いま、キャリアの話しが出てきました。日本でも、政府が経済政策として女性の活用を掲げていますが、女性のキャリアという視点は大切でしょうか。

サ:まず、経済のために女性を活用する、というのではなく、スウェーデンのように男女が平等であるために、という視点があるといいですね。

そしてパートナーシップにとってキャリアは間違いなく大切ですよ。それがなければうまくいかないでしょう。そのために、まず政府がやらないといけないことがあります。

Q:それは何でしょう?

サ:スウェーデンでは、50年ほど前の1960年代に取り組み本格的に取り組み始めた、子どものデイケア(※日本では保育園や学童保育)です。もし良いデイケアがあれば、女性は家にこもって、育児と家事にしばられる必要がなくなります。

Let Women Out(女性を外に出すことです)。そうすれば女性は働けるし、キャリアを築けます。だから、働いている間、子どもを預けられる環境。それが第1のステップでしょう。

Q:なるほど。

サ:子どものデイケアを誰でも利用できることも欠かせません。例えば利用費は、最高でも月額200クローナ(約3,000円)です。所得が低い人なら、もっと安くなります。これなら、誰もが金額を苦にせずに利用できるでしょう。

ところで、 日本の女性はどうですか?キャリアを求めている人も多いですか?

Q:はい、間違いなく増えている傾向にあると思います。でも、結婚や出産を機に、退職するケースも多いです。

サ:私はここ3年間仕事を離れてみて、2人の子どもと密に過ごせたことには本当に感謝しています。でもずっと働かないままでいるのは、最後には哀しくなる気がします。

家にずっといると、何だか疲れてしまうし、だらけてしまうでしょう。仕事の中で、新しいことを学んだり、誰かの役に立ったりしたいですね。

Q:夫婦のパートナーシップにとっても、女性が働くことも重要なんですね。

サ:そうです。もし仕事をしないで、家にこもっていると、きっとイライラすると思うんです。(笑)

だって、料理して片付けて、料理して片付けて、料理して片付けて・・・。すごく重たい気分になるでしょう。それに、子どもを育てるのって、時に仕事よりも大変ですからね。

だけどもし仕事の中で、自分の専門性や得意なことで何かできたら、家に帰ってきてからも、ずっと良いお母さんになれるし、彼の良いパートナーにもなれます。

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私が職場復帰したら、共働きですから、彼にも同じように家事・育児を担ってもらわないと、たぶん私は不機嫌になるでしょうね。(笑) だって、お互いに仕事を終えた後、私だけ買い物して料理して片付けしたら、私だけ2つ仕事があることになるでしょう?それは不平等です。

だから、お互いに助け合うことですね。彼も私も働いて、彼も私も料理して・・・という具合にね。

 

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男性が家事を同じように担うことの大切さを、改めて強調してくださったサラさん。「だって、男女平等なんですから、ね。」とニッコリ。

妻の方が家事の負担が多くなっているな、と感じたときは、もう少し料理をやって欲しいとお願いすると、夫も気軽に応じてくれるそうです。「家事は妻の仕事」という価値観から、男性がすでに変化しているのがわかるエピソードです。

また、家事を分担するのではなく、2人でシェアすると、コミュニケーションが確実に増えます。

分担だと、ゴミ捨てをやっておけば終わり、買い出しと料理だって自分一人で決められます。

ところがシェアするためには、何を買うのか、何を食べたいのか、どこを掃除するのか、子どものケアに学校のこと・・・いろんなことを話し合わなくてはいけません。その分、手間がかかりますが、結果的に相手のことをより深く理解し、受け入れ、認め合うことにつながります。相手のために時間をかけること。これはパートナーシップの基盤です。

インタビューでは、社会制度のことにも触れました。最も驚いたのは、1年半の産後休暇が、有給であることと、夫婦で分かち合うこと。給与の8割を受け取ることができるだけでなく、男性の取得を推進するために、男性の取得日数が多くなる程、手当金が多くなるインセンティブ制度もあります。政策によって、男性の育児参加が推進され、結果的に女性のキャリアが改善するだけでなく、男女間の仕事負荷のバランスがとられます。夫婦パートナーシップが向上し、子どもにも良い影響を与えることもできるのです。

サラさんは、こうも仰っていました。

「スウェーデンは良いロールモデルだと思いますよ。オープンさと先進的な取り組みはもちろん参考になるでしょうし、なにより新しい夫の在り方を示しています。」

家事・育児を何でもシェアし、妻のキャリアを自分のと同じように大切にする、そんな男性像。これまでインタビューしてきた男性はどなたも、まさにそれを実践されている方々でした。

実は、男性と一緒にパートナーの女性もいらっしゃったのですが、皆さんともて素敵な笑顔だったのが印象的でした。そんな男性がパートナーだからこそ、女性もまた輝きやすいのでしょう。妻が魅力的でいることは、夫の自尊心をも満足させます。夫婦がうまくいっていることで、子どもも安定できる。まさに好循環を生んでいるな、と感じました。

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パートナー大作戦では、日本の事情を鑑みながら、これまでのインタビューを生かしたミッションを提供していきたいと考えています。

 

 

 

パートナーシップの秘訣 〜オランダ編〜

よい夫婦関係を築き続けるには何が必要なのか、いろんな国の男性にパートナーシップの秘訣を聞いてみよう!

という探究心(と好奇心)で始まった、スウェーデンでの突撃インタビュー。

今回はオランダ男性にお話を伺うことができました。

短いインタビューではありましたが、「やっぱりそうなんだ」と思わずうなずいてしまう内容です。

それでは、どうぞ!

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Q:こんにちは。カフェで休憩中のところ、突然すみません。先ほどからお見かけしていたのですが、レジに並んで家族の分を注文して、皆に運んであげたり、たのしくお話されていて、とてもいい雰囲気なので、つい声をかけてしまいました。

エットヴィンさん(以下、エ):こんにちは。そうですか? 別に普通のことですが・・・。

Q:実は、夫婦のパートナーシップにとって大切なことはなにか、インタビューをさせて頂きたいんです。今日はご家族でスウェーデンにいらしているんですか?

エ:オランダから来ているんですが、妻の横にいる2人が僕の子どもたちです。僕の横にいるのは、友人の子どもたちなんですよ。

Q:そうなんですね。先ほど、レジの様子を挙げたのですが、とても自然に動いていらっしゃいましたが、いつもやっていらっしゃるんですか?

エ:まぁ、僕が買って運ぶときもありますし、妻がやるときもあります。半々ですよ。

Q:妻にやってもらうのが普通ではなく?

エ:もちろんです。50:50(フィフティー・フィフティー)、何でもお互いにやります。

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Q:いま、「何でも」と仰りましたが、それは家事でもそうなんでしょうか。

エ:はい。料理も洗濯も掃除も、何でも半々です。僕はフルタイムで週40時間、彼女は半分の週20時間の仕事をしています。仕事が終わった後からは、何でもお互いに半々で家事をやっていますよ

Q:ゴミ出しだけ、とか、食器洗い担当、というわけではないんですね。

エ:(少し驚いて)そういう分担はしないですよ。それこそ食器洗いなんて、食洗機がありますし、簡単なことでしょう。普段から、どんな家事でもやっています。

Q:女性の方が労働時間が短いなら、家事も女性の方がもっとやるべきだ、とは考えませんか?

エ:いや、そんなことは思いません。

Q:ひょっとして、オランダでは以前から同じような考え方だったのでしょうか?

エ:うーん、親の世代だと、まだ「男性は仕事、女性は家庭」のほうが主流です。ここ20〜30年くらいで変わってきていると思いますよ。

Q:なぜオランダではそうした変化が起きたのでしょう?

エ:僕は、より多くの女性が外で仕事をするようになったからだと思いますね。あ、ごめんなさい、もう行かなくては。

Q:休んでいるところ、貴重なお話ありがとうございました。

エ:いえいえ、どういたしまして。

 

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これまで、スウェーデンドイツフランスの男性にもお話を伺ってきましたが、今回も含め、皆さんに共通していることがあります。

「家事は何でもシェアしてやる」、そして「女性のキャリア」の2つに必ずふれていることです。

それがなぜなのか、次回の記事「スウェーデン女性へのインタビュー」で詳しく追っていきます。

どうぞおたのしみに!

 

 

パートナーシップの秘訣 〜フランス編〜

スウェーデン男性、そしてドイツ男性へのインタビューに続いて、フランス男性からもお話を伺うことができました。

今回は少し短い時間でのインタビューになりましたが、フランスでの「夫婦パートナーシップの秘訣」に迫ります!

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さん
ラビさんとご家族

Q:こんにちは。ご家族でおくつろぎのところ、すみません。

ラビさん(以下、ラ):はい、なんでしょう。

Q:いまご様子をみていて、とても仲の良いパートナー同士で、しかも娘さんのお父さんとしても素敵でしたので、ついお声掛けしてしまいました。

ラ:それはどうもありがとう。

Q:実は、夫婦のパートナーシップがより良くなるための糸口がないものか、お伺いしたいのです。

ラ:おもしろそうですね。僕で答えられることなら、もちろんいいですよ。

Q:ありがとうございます。では・・・まず、ラビさんは夫婦のパートナーシップを良くするために、どのようなことに気をつけていらっしゃいますか?

ラ:家事も仕事も、全てシェアするようにしています。子どもの教育のこともです。

Q:シェア、というと?

ラ:家庭のことでいえば、タスクを分担もしますし、料理や教育に関することなど、私も妻も一通りやります。もちろん一緒にやることもありますよ。お互いの時間をシェアして使うようにしています。

また、お金を稼ぐことも、夫婦で責任をシェアしています。

Q:それは、ラビさんのご両親も同じようにされていたのですか?

ラ:いいえ、そんなことはありません。父の権力が強かったわけではありませんが、彼の主な役割は、仕事をして稼ぐことでした。一方で母は、家事に専念していましたね。そういう時代でした。

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Q:どのようにして、ご両親とは違う価値観を持てるようになったのでしょう。

ラ:親世代は昔ながらの教育を受けていましたが、いまは21世紀ですし、夫婦で何でもシェアをすることが大切で、そのほうが良いと考えています。

それはメディアや教育の影響かもしれませんし、パートナーの影響も受けています。特に自分から変化のために何かした覚えはないですね。

Q:ラビさんの周りではどうですか?

ラ:シェアをするという点では、みんな同じですね。もちろん、まだ社会全体とまでは言いませんが、変わってきているのは間違いないです。

Q:ひょっとして、親世代の父親像のようになりたいと考えていらっしゃいますか?

ラ:いいえ、まさか!僕はモダンでいたいですね。いまの対等なパートナーシップがいいですよ。例えば料理をすることだって、時には単なるタスク(仕事)ではなく、喜びがありますからね。

何でもシェアをして、自分も何でもできるようになることで、自分がより自立できていると感じられるんです。それはとても大切なことだと思いますよ。

 

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いかがでしたでしょうか。

インタビューの前に様子を拝見していて、ご夫婦がほんとうに良い雰囲気だったのです。もちろん、娘さんはパパ・ママのことが大好きで、笑顔が弾けていました。

そんな素敵な家族になれているのは、「家事も仕事も夫婦でシェアをするのを当然のように行い、しかもそれが大切だと知っている」ことが背景にあるようです。

また、最後に「自立」に触れられていました。自分でできるようになることが自信につながり、行動を起こさせ、結果的にパートナーシップを良くしていく、という流れを生んでいるように感じました。

パートナーシップの秘訣 〜ドイツ編〜

スウェーデン男性だけではなく、

家族旅行でストックホルムにきている人にもインタビューをしよう!

ということで、ドイツ男性のアルバートさんに、パートナーシップの秘訣について伺うことができました。

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ドイツから家族旅行にきていたアルバートさん
ドイツから家族旅行にきていたアルバートさん

 

Q:こんにちは。突然ですが、夫婦のパートナーシップについてアドバイスを頂ければと思います。よろしくお願いします。

アルバートさん(以下、ア):いいですよ、どうぞ。

Q:今日はご家族でストックホルムにいらしているんですね。

ア:はい、ドイツから来ました。妻と、6歳の息子、そして娘の4人です。

Q:さて、日本では、男女平等が法律で決められ、共働きも増えています。一方で男性、特に父親の新しいロールモデルがまだ定まっていません。

ア:私たち夫婦は、たまたま僕の稼ぎだけで生活できていて、妻は家庭にいます。でも、ドイツでは共働きはもう一般的です。

Q:家事や育児は、どのように分担されているのでしょう。やはり女性の方が多く担っていますか?

ア:私自身もそうですが、ドイツでは家事や育児は夫婦の間で平等に負担します。男性でも食材を買いにいきますし、料理も掃除も一通りやります。子どもの学校のことだって、夫婦で同じように担っています。

Q:アルバートさんの場合は片働きですが、どうされていますか?

ア:仮に私が7時に仕事から帰宅したとすると、その時点から家事を妻と同じだけやります。家事や育児も仕事ですから、外の仕事が終われば、家庭の仕事が始まるわけです。もちろん、週末も同じで、夫婦で共同でやっています。

Q:では、平日は一切やらないで週末だけやるとか、皿洗いとゴミ出しだけ担当、というわけではないんですね。

ア:そうです。稼ぐことも、家庭のことも、どちらも仕事ですから、夫婦でシェアしてやります。平日の夕食は妻が作ってくれるので、朝食は僕が作ります。

Q:でもどうしたら、男性がそうやって家のことに取り組めるようになるのでしょうか。

ア:家事や育児は、やらなければいけないことなんですが、うまく喜びや楽しみを見つけ出すのが秘訣だと思いますよ。例えば料理だって、やってみれば楽しい。子どもと遊ぶことや寝かしつけることにも、喜びがあります。ただのタスクだと思ってしまうと、辛いですからね。

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アルバートさんのパートナー:喜びとは言っても、家事や育児って、やっぱりタスク(仕事)なのよ

ア:そう、仕事だよね。だから、喜びを見つけることが、前向きにやるために大切なんだろうね。

Q:ところで、アルバートさんの親の世代ではどうですか?

ア:男は仕事で、女性は家庭、という昔ながらの価値観ですよ。例えば僕の父親は出張が多くて、家にはいませんでした。でも、そうすると家庭に父の居場所がないというか、子どもとの関係が築けないんです。

それが、ここ20〜30年くらいの間で大きく変わってきています。

仕事や稼ぎに対する考え方も、そうです。昔は、大きな家と、大きな車を持つことを、誰もが目標にしていました。ところが、今の世代はそんなの全然欲しがらない。僕の弟や妹だって、車なんていらないんです。そうなると、昔ほどたくさん稼がなくてよくなる。

さらに、共働きが当たり前になった。だから、夫の稼ぎへの依存度も、重要度も下がっています。こういう変化も、夫婦のパートナーシップに影響していると思いますよ。

 

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庭園で夫婦つむまじく、子どもたちとも楽しく過ごしていたアルバートさん。

突然のインタビューにも関わらず、快く答えてくださいました。

家事や育児は、家での仕事。だから稼ぐための外の仕事が終われば、家での仕事は等しくシェアする。

仕事だからこそ、喜びを見出すことが大切、とのこと。

夫婦で協力しあえていて、お二人ともがとても魅力的な笑顔で過ごされていたのが印象的でした。

 

パートナーシップの秘訣 〜スウェーデン編〜

男女平等が進んでいるといわれるスウェーデン。

夫婦の間では、それがどのように浸透しているのでしょうか。

パートナーとうまくやっていくための秘訣について、街角インタビューをしてみました。

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インタビューに答えてくれたカールさん
インタビューに答えてくださったカールさん

Q.こんにちは。これから、スウェーデンの夫婦のお話や、日本の夫婦へのヒントを求めて、いろいろ質問させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。

カールさん(以下、カ):どうぞ聞いてください。

Q:日本では、権利の上では男女平等になりましたが、まだまだ女性が家事や育児の多くを担っているのが現状です。スウェーデンではどうでしょうか?

カ:スウェーデンでは家事も育児も全て、夫婦の間で平等で、シェアされています。

Q:シェアというのは、役割分担がされているのでしょうか。

カ:いいえ。妻が料理、夫は掃除、という分担ではないんです。全ての家事を、2人ともが担っています。だから、男性だって料理も掃除も育児も、なんだってやります。子どもが病気なら、看病もします。

Q:なぜ、そのような行動ができる考え方をもてたのでしょう。

カ:長年、男女が本当に平等であるように、取り組んできたのです。私の親の世代ですでに相当達成されていましたが、その後も、そして今でもずっと取り組み続けています。テレビを見ても、新聞を読んでも、ラジオを聞いても、入って来る情報はどれも、男女平等が当たり前なのです。だから、いまの世代は新しい男女の在り方に対応した考え方をもてているのでしょう。

Q:では、男性は「働いて稼ぐことが夫の仕事だ」という考え方はしないのですか?

カ:全然ないですよ。父親になれば、育児のことを学びたいと思いますし、子どもと良い関係を築こうとします。仕事だけなんて嫌だし、良きパートナーでいたいです。それに、いまは女性がずっと働き続けるのは、普通のことです。

Q:日本でも、女性が出産後も働き続けるのが徐々に浸透してきています。ただ、男性の価値観のほうが追いついていないかもしれません。結果として、妻からのあきらめられていたり、家庭内で孤立してしまっていたりします。

カ:妻から尊敬されたければ、彼女のキャリアに協力したり、家事を同じように分担することが必要なのですが、いきなりは難しいかもしれませんね。まずは、きちんとパートナーと会話することだと思います。

キャリアに関して言うと、私は日本に住んだこともあるのですが、日本では女性が出産などで仕事を休んだ時の行政サポートがとても弱いです。女性を「これまでのように家庭に抑えておこう」としているように見えます。育児支援も、もっと内容を手厚くして、誰でも受けられるようにする必要がありそうです。

また、出産後にもできるだけ良い仕事に就けるよう、女性のキャリアを考えなくてはいけません。

Q:その考え方の背景は何なのでしょうか。

カ:男性も女性も、仕事における能力が等しくある、ということですよ。

Q:権利が平等というだけではなく?

カ:その通りです。能力も等しくある。男性の方が仕事ができる、なんてことは全くないんです。

Q:スウェーデンがここまでに至ったのは、いつなのでしょう。おじいさん、おばあさんの世代ではどうですか?

カ:2世代前になると、昔の価値観ですよ。男性が仕事で、女性は家庭。だから、ものすごくたくさんのことが、これまでに変わったのです。それは、ある日突然変わったのではなく、時間をかけて起こったことなんですよ。

 

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突然のインタビューにも関わらず、しっかりと回答してくださったカールさん。

家事や育児をシェアすること、パートナーとの会話をもつこと、そして女性のキャリアを考えること、といった貴重なヒントをいただきました。

ご協力、ありがとうございました!

 

イクメンが特別でなくなる日

「イクメン」は、誰もが知っている言葉になりました。

でも全体としては、まだまだ男性の育児参加が少ないと言われています。

 

昔に比べれば、変わってきてはいるはずなのですが・・・

一体、どこまで変わればよいのでしょうか。

どういう状況になったら、もう「イクメン」が特別な存在ではなくなるのでしょう。

 

例えば北欧スウェーデンでは、もう「イクメン」という概念はなく、男性も女性も、同じように育児を担うのは当然のことのようになっています。

そうなると、街で見かける風景はどうなるのでしょうか?

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まず、本当によく見かけるのが、男性だけのベビーカー。

普通に、父子だけで街を歩いています。

例えそこが首都ストックホルムの中心街であれ、
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ダウンタウン随一のオサレストリートであれ。
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刺青入れたゴツいパパも、ベビーカーひいてます。
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もちろん、家族そろってで歩く時は、体力のある男性の方が抱っこするし、
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ベビーカーを押しています。
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パートナーの女性は手ぶらで歩いている姿も、よく見かけます。
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妻がカフェでテイクアウトを注文している間、入り口で待っていた男性。赤ちゃん、パパの胸でぐっすり眠ってます。
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おまけ。日本では「イクジイ」と言われる、育児ヘルプしてくれるおじいさん。
オサレな初老の男性が、孫娘を抱っこしながら「おもちゃ屋さん」のディスプレーを見ている姿の格好良さったら。
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いかがでしたか?

もちろん、スウェーデンにも抱えている問題はたくさんありますし、日本が同じ姿を目指す必要はありません。

ただ、具体的なゴールのイメージの1つとして、得るものがあるのは確かでしょう。

そしてこんな風に、男性が自然に育児を担っていたら、パートナーとの関係も、また一段と強いものになるのかもしれませんね。